2010年11月05日8:20
「ポイントサービスの現在」~アメリカン・エキスプレス・インターナショナル, Inc.(3)
9月は通常の3.5倍の交換件数
今後はWebサイト利用者の増加を狙う
リニューアルの成果は顕著に表れており、「9月は通常の3.5倍の交換件数がありました。新たに導入した全国百貨店共通商品券も会員からのニーズが高かったこともあり、当初の予定より多く交換をいただいています」と内田氏は成果を口にする。
エアラインについても国内で利用できる多くの航空会社のマイルに交換できる点が会員から高い評価を受けているという。
同社ではレストランやショッピング、レジャー施設などの対象提携店でアメリカン・エキスプレスのカードを利用すると、メンバーシップ・リワードのポイントが通常の2~5倍貯まる「メンバーシップ・リワード ボーナスポイント・パートナーズ」も実施している。その加盟店数も6月以降は約1.5倍に増やし、特典サービスを充実させた。また、公共料金の決済を同社のカードで支払うとボーナスポイントをプレゼントするキャンペーンも実施している。
「弊社は高付加価値なサービスを提供していますので、高額な買い物をしないとポイントが貯まらないと思われがちですが、100円からの買い物でポイントが貯まるのが特徴です。交換も1,000ポイントからレストランのお食事券と交換することができるなど、少ないポイントで交換できるアイテムも充実しています。また、貯まったポイントを月々のクレジットカードの支払金額に充当できる『ペイメント・プラス』というサービスも行っています」(内田氏)
同社では今後も他社が行っていないプレミアムなサービスを積極的に追加していきたいとしている。また、現在同社の会員の約7割がWebでポイントの交換を行っているが、「カタログ掲載のアイテムをWebサイトで交換していただくと5%オフになる魅力もあるため、この比率をさらに高めていきたい」と内田氏は力強く語ってくれた。
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