2019年11月20日7:00
インドネシアおよびマレーシアを中心にデジタル・トランスフォーメーション(DX)を推進する PT ALL ACCESS AREA(AAA:トリプルエー)、HIS のグループ企業で Fimple Bank の名称でバンキングサービスを提供する HIS Impact Finance (HIF)、および通信プラットフォームを提供する日本通信は、スマートフォンによる新たな統合的デジタルサービスの提供を目指すことについて意見が一致し、2019年11月18日、基本合意書を締結した。
3者は、サブSIMを用いたFPoSが実現するモバイル ID 機能が、銀行サービスや決済/ウォレット機能、さらにモバイル通信機能等、さまざまなデジタルサービスのセキュリティ基盤になり、これを構築・活用することで、デジタル・トランスフォーメーションの推進力になる、という考えで一致しているそうだ。
今後、3者共同で具体的なサービスの実現を目指す。Nahdlatul Ulamaは 1926 年 1 月 31 日にインドネシアのスラバヤに設立。世界各地に1億 4,000万人以上のメンバーを擁すインドネシアの NU(エヌ・ユー)は、モバイル・ エコシステムを活用することで、信仰に基づく最大の組織であり市民社会組織であるコミュニティに、デジタル変革の実現を目指している。この AAA 統合モバイルプラットフォームを介して提供されるサービ スには、ペア鍵ベースのセキュア ID(PKBS ID:Pair-Key-based Secure ID)による FPoS 技術やリモートSIM プロビジョニング技術に基づくモバイル ID と認証、国境を越えた送金、モバイルバンキング、決済サービス、国際電話サービスなどが含まれるそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト