2010年11月15日8:10
「ポイントサービスの現在」~ジェーシービー(3)
エコ・アクション・ポイントのサイトを全面リニューアル
会員に読まれるコンテンツによりアクセス数がアップ
同社では9月29日にEAPのWebサイトを全面リニューアル。これまでEAPに参加する企業の紹介をメインに行っていたため、会員が繰り返しアクセスする回数は少なかったが、内容をガラリと変更し、サイトを会員目線での役割を強化(コンテンツ拡充)することでアクセス数のアップを狙う。
「理想的な緑豊かな世界、名付けるなら「エコ島」でしょうか、これをトップページに掲載しました。ユーザー参加型のコンテンツとして『エコアクション投稿』、環境に優しい料理レシピを投稿し、紹介する『エコ飯』などの情報コンテンツも付加しました。またWWFジャパン様にご協力いただき、画像や動画をご提供いただくことで環境や動物保護に対してのメッセージを行っています。サイトを見ていただくだけで、環境貢献意識が高まるのではと期待しております」(吉川氏)
会員ページも旧サイトは、白くまがのる氷が広がるだけだったが、リニューアル後は初めて利用する人はマイページが砂漠の状態で、そこから芝生が生え、川が流れ、木や花が咲き、動物が誕生するといったように面白みを持たせている。「会員のアクセス数もサイトリニューアル後は伸びています」と吉川氏は成果を語る。
今後も引き続きEAPの会員拡大と参加企業の増加を課題として挙げる。
「まだまだ家電エコポイントなどに比べて、生活者への認知が足りない状況です。今期は環境省が実施するモデル事業の最後の年になりますので、より密着した形で普及・啓蒙に取り組んでいきたいと考えています。エコ・アクション・ポイントのさらなる普及に向けて、来年度以降の環境省と当社の役割についても議論しているところです」(小美戸氏)
当面の数値目標は参加企業100社、会員数100万人。そして、このハードルをクリアし、10億ポイントの流通を目指す方針だ。
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