2020年6月11日7:00
べスカは、決済端末のラインアップとして、Verifone 社製のモバイル決済端末「V400m」の販売を2020年6月1日に開始した。
「Vesca Ark」ではこれまで決済端末として、POS や KIOSK と連携するための PIN パッド型「P400」、単独で利用でき POS との連携も可能なカウンタートップ(据置)型「V200c」の2機種を提供してきたが、昨今、宅配や店頭販売の強化、顧客による決済端末の操作など、店舗の運営に大きな変革が求められている中、持ち運び可能で業界最小クラスを実現したマルチ決済端末「V400m」を発売する運びとなった。
同端末は、長さ160.75mm、幅72.85mm、高さ59mmとなる。1台でクレジット(磁気、IC 接触、IC 非接触)、電子マネー(2020年8月商用見込み)、QR コード決済(MPM 対応)、ハウスプリペイド、ハウスポイントに対応できる。また、モバイル通信(4G LTE)と Wi-Fi に対応。店舗の環境や利用方法に応じて選択可能だ。
さらに、POS システムやタブレットなどの上位機器と Wi-Fi を通じて安定した連携ができるという。Vesca JS(JavaScript)などの連携モジュールで開発をサポートしている。
セキュリティ面では、PCI PTS 5.X を取得し、Ark クレジットゲートウェイとは DUKPT を使った P2PE 接続を行うなど、高度なセキュリティ性を確保しているという。
本体価格は、7万4,800円(小売希望価格、税別)で、V400m本体、充電用ステーション、AC アダプタのセットとなる。ベスカは、「V400m」を、主にクレジットカード会社、決済代行事業者、POS ベンダーなどのパートナー企業を通じて販売していく方針だ。