2020年6月18日11:00
ルミーズは、PCI P2PEソリューション認定を検討する事業者向けに、インターネット経由でルミーズの復号化環境を利用できる「クラウドHSMサービス」を2020年3月より提供してきたが、このほど、正式にPCI SSCにおいて、「PCI P2PEコンポーネント(Decryption Management)」のプロバイダとして認定されたと発表した。Decryption Management(復号化環境)の分野で認定取得に至った国内企業はルミーズが初めてとなる。
ルミーズのクラウドHSMサービスでは、インターネット経由でPCI P2PEコンポーネントに準拠したHSM環境を利用できる。復号化処理を行う高価なHSMを用意する必要がなくなるため、大幅なコストダウンを図れるという。また、PCI P2PEコンポーネント(Decryption Management)の認定を受けているため、PCI P2PEソリューションを取得する事業者においては、ドメイン5に該当する「復号化環境」の要件が削減され、構築期間を大幅に短縮することができるとしている。
さらに、「PCI P2PEコンポーネント(Key Injection Facility)」の認定をすでに取得している「キーインジェクションサービス」と合わせて運用することにより、内製時に比べPCI P2PEソリューション取得にかかるコストを最大90%、工数は最大95%の削減を図ることが可能だ。
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ペイメントナビ編集部
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