2020年3月19日8:00
ルミーズは、PCI P2PEコンポーネントに準拠した新たなサービスとして、「キーインジェクションサービス」および「クラウドHSMサービス」の提供を2020年5月下旬に開始すると発表した。
ルミーズでは同サービスの提供に伴い、キーインジェクションが行えるファシリティを準備し、このほど「PCI P2PEコンポーネント(Key Injection Facility)」のプロバイダ認定を取得した。
PCI P2PEソリューションを取得する事業者は、キーインジェクションをルミーズの仕組みで運用することにより、取得にかかる工数・コストを大幅に圧縮することが可能となる。さらにルミーズでは、「PCI P2PEコンポーネント(Decryption Management)」も取得申請を行っており、復号化処理を行うHSMをインターネット経由で利用できる「クラウドHSMサービス」も合わせて準備している。
これら両サービスを採用した場合、内製時に比べコストは最大90%、工数は最大95%の削減を図ることが可能だという。
なお同サービスは、ルミーズが新たに打ち出した「aegise P2PE Framework」の1つとなる。aegiseは、事業者が容易にPCI P2PEを実現するための支援サービス。同サービスのほか、MO・TO向けのソリューションや、決済処理センター向けのトークンゲートウェイサービス、自動販売機・自動精算機向けのソリューションがあり、事業者は必要なサービスを組み合わせることで、セキュアな決済環境をつくり上げることができるとしている。