2020年7月29日17:56
ルミーズは、以前から自動販売機・自動精算機向け組込型マルチ決済端末の提供を手がけてきたが、新たに複数の端末がPCI SSCにおいて、「PCI P2PEソリューション」として認定されたと発表した。
新たにPCI P2PEソリューションに認定された決済端末は、ID TECH社製「VP6800」と「VP5300M」の2機種となる。いずれもクレジットカード決済機能を搭載しており、「VP6800」は防塵防水性能IP65を備えたマルチメディア端末、「VP5300M」はオートローダー式IC対応端末という特徴を有する。
ルミーズの自動精算機ソリューションでは、クレジットカード・電子マネー・コード決済をオールインワンで提供する「salo-01」がすでにPCI P2PEソリューションを取得しており、今回の取得でソリューション準拠端末がさらに拡充された。ポストコロナ社会に向け、「会計時における接触機会の削減」や「非対面型ビジネスモデルへの転換」を検討中の事業者にとっては、決済端末の選択ラインナップが増え、より多くの会計シーンを省人・効率化できるという。一方で端末ベンダーにとっては、ルミーズのPCI P2PEコンポーネント(キーインジェクションサービスやクラウドHSM)を採用することで、PCI P2PEソリューションの取得に向けたハードルを下げることができ、より低コスト・短期間でPCI P2PEソリューションの取得が可能になるとしている。
ルミーズでは、2020年3月にPCI P2PEコンポーネント(Key Injection Facility)を取得し、決済端末の「キーインジェクションサービス」を開始。2020年6月にはPCI P2PEコンポーネント(Decryption Management)を取得し、クラウドHSMサービスを開始した。今回、複数の自動精算機・自動販売機向け決済端末でPCI P2PEソリューション認定を取得したことで、国内におけるPCI P2PE認定数はNo.1の実績になったという。