2020年9月29日20:11
インコム・ジャパンは、Union Pay International(銀聯)と業務提携し、2020年10月1日から、日本国内の小売店へ「UnionPay(銀聯)QRコード」の導入を推進すると発表した。
インコム・ジャパンは、国内の大手コンビニエンスストア、ドラッグストア、家電量販店、百貨店、スーパーマーケットなど5万店舗以上の小売店とシステム接続し、POSレジでのQR/バーコード決済を提供している。すでに「Alipay」などの海外ブランドや「au PAY」「d払い」「PayPay」などの国内ブランドをラインナップしている。今回の取り扱いブランドの追加により、合計22ブランドの一括提供が可能となった(国内ブランド12社、海外ブランド10社)。
ロフトは全店舗POSレジに「UnionPay(銀聯)QRコード」の導入を検討し、インコム・ジャパンとのシステム接続は基本合意した。POSレジ接続によって、店舗でのオペレーション負荷軽減を期待できるそうだ。
なお、インコム・ジャパンは、電文中継システムの提供だけでなく、売上代金の精算や販促キャンペーンの調整、加盟店向けコールセンターの提供など、運用面もワンストップでサポートしている。コロナ禍の中、日本への入国制限などの影響もあり、インバウンド需要は従来よりも低迷しているが、今後の回復を見据え、加盟店により幅広い決済サービスを円滑な業務運用と合わせて提供することで、キャッシュレス社会の推進に貢献していきたいとしている。