2017年9月29日18:56
インコム・ジャパンは、2017年10月1日から、LINE Payと業務提携し、「LINE Pay」 のアクワイアリング事業(加盟店開拓・管理業務)を開始すると発表した。

インコム・ジャパンは、1月に開始した「WeChat Pay」のアクワイアリング事業に続き、国内のモバイル決済サービスである「LINE Pay」と業務提携し、POSA技術を応用することで、加盟店の全POSレジでの「LINE Pay」決済を実現する。
これにより、中国人観光客のみが利用する「WeChat Pay」の決済拠点の拡大だけでなく、国内3,000万人以上の「LINE Pay」ユーザーの利用先の拡大を実現するという。
インコム・ジャパンは、すでに国内約6万店舗のPOSレジとシステム接続しており、このシステム資源を活用することで、国内におけるモバイルバーコード決済を促進し、キャッシュレス社会を実現する一助となりたいとしている。
同サービスを利用することで、複数の決済サービスをほぼ同様のシステム仕様で導入できる。また、POSAカードの仕様をベースとしており、POS改修が軽微だ。さらに、複数の決済サービスの取引状態を、ブラウザベースで一元的に確認可能で、専用のコールセンター・監視センターで加盟店をバックアップするという。
インコム・ジャパン株式会社
インコム・ジャパンは、ギフトカードおよびプリペイドカードに関連した技術の提供を行っており、北米を中心に約400,000ヶ所の流通・販売網を構築しています。2013年度においては約2.8兆円のプリペイドカード、ギフトカードを流通、販売しています。インコム・ジャパンの最新POSA技術(InComm’s Point of Sales Activation)は、前払い式製品の販売方法を大幅に改善するとともに、製品を購入する消費者の購入プロセスを大幅に簡素化するなど小売市場における大きな変革をもたらしました。インコムは米国アトランタを本社とし日本、カナダ、イギリス、韓国などを含む30カ国にて展開しています。