2020年10月13日12:14
ルミーズは、自動販売機・自動精算機向けにクレジットカード・電子マネー・コード決済などのキャッシュレス決済を搭載した組込型マルチ決済端末「salo-01」を提供していたが、従来のコンタクトレス決済機能(Visa、MasterCard)に加えて、新たに3ブランド(JCB、American Express、Diners Club)のコンタクトレス決済(タッチ決済)に対応した。今回の機能強化によって、5つの国際ブランドのコンタクトレス決済(タッチ決済)を網羅することになる。
「salo-01」は、さまざまな自動精算機や自動販売機に組込むことができる決済端末だ。クレジットカードをかざすだけで決済する「非接触決済」機能を搭載しているため、ポストコロナ社会での「会計時における接触機会の削減」という課題に応えることができるという。5つの国際ブランド(Visaタッチ決済、MasterCardコンタクトレス、JCBコンタクトレス、American Expressコンタクトレス、Diners Club)のコンタクトレス決済(タッチ決済)に対応することで、キャッシュレス決済の選択肢の豊富さと利便性の高さを実現したそうだ。
なお、「salo-01」は、国際基準であるPCI P2PEソリューション認定を受けているため、経済産業省が主導するクレジット取引セキュリティ対策協議会が策定した“クレジットカード・セキュリティガイドライン”に準拠した内回り接続で導入することが可能だ。「salo-01」を導入する事業者は、既存設備を活用したままカード情報の非保持化を実現することができるため、導入時の負担やセキュリティ運用に関わる負担を大幅に軽減できるという。また、EMV Level2の認証を受けており、完全な無人環境で利用できるキャッシュレス決済端末として、高い安全性を評価されている。
また、「salo-01」は、防塵防水性能IP65を備えており、屋内に加え駐車場などの屋外でも利用することが可能だ。新たな生活様式にあわせ、「非対面型ビジネスモデルへの転換」を検討中の事業者においては、店舗の省人化や無人化を実現する決済ソリューションとして、さまざまなシーンで採用できる。接続インターフェイスはUSB、RS232C、Wi-Fi、Ethernetをサポート。上位機器(POS)との連携用には各種開発ライブラリを用意しているため、シンプルなコマンドで簡単に開発することが可能だ。また、ルミーズのEC決済プラットフォームが提供するさまざまなAPI群とフルスペックに連携ができ、O2O(Online to Offline)などのソリューションを実現できるとしている。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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