2020年3月23日8:00
ルミーズは、PCI P2PE(内回り)クレジットカード情報非保持化ソリューションの新たなサービスとして、自動販売機・自動精算機向け決済端末の提供を2020年度上期に開始すると発表した。
近年、人手不足の解消やレジ前での会計待ち混雑の緩和を目的に、店舗での精算を自動化する需要が高まっている。ルミーズでは、このような状況を鑑み、自動販売機・自動精算機向けにクレジットカード・電子マネー・QRコードの全てのキャッシュレス決済を搭載したマルチ決済ソリューションを開発した。
同ソリューションはセキュリティにも配慮し、国内における自動販売機・自動精算機向けでは初めてとなるPCI P2PEソリューションの認定を2020年4月に取得する予定だ。セキュリティをあまり意識することなく導入・運用ができるため、ネットワーク運用にかかる業務負担が大幅に軽減される。また、決済端末は防塵防水性能IP65を備えているため、屋外を含めた幅広い用途で採用できるという。
ルミーズでは、今後、同サービスを広くアピールし2020年度中に1万台の受注を目指して拡販していくそうだ。
なお、同ソリューションは、ルミーズが新たに打ち出した「aegise P2PE Framework」の1つとなる。aegiseは、事業者が容易にPCI P2PEを実現するための支援サービスとなる。同ソリューションのほか、決済端末のキーインジェクション、クラウドHSMサービスや、決済処理センター向けのトークンゲートウェイサービス、MO・TO向けのソリューションがあり、事業者は必要なサービスを組み合わせることで、セキュアな決済環境をつくり上げることができるとしている。