2011年2月24日11:49
ラックは、急増する情報セキュリティ事故の被害にあった企業やIT関連パートナー企業の支援を目的として、情報セキュリティ事故対応サービス “サイバー119” の支援プログラムである「サイバー119パートナープログラム」を2011年3月1日から開始すると発表した。
個人情報やクレジットカード情報漏えいなどの情報セキュリティ事故においては、事故認知初期の迅速な対応が最も重要となっている。事故の原因、被害の詳細を短期間に把握し、できるだけ早期に対応方針を定めて速やかに行動することが、事業の再開と継続を最短で実現する方法となっている。しかしながら、過去の教訓として、情報セキュリティ事故対応に慣れていないユーザーの例では、肝心の初期対応がさまざまな理由により適切に実施されず、ブランドの失墜や機会損失にとどまらず、社会的制裁までの深刻な事態に陥ってしまったケースも多く見受けられたという。
ラックは、個人情報保護法が施行された2005年4月から、それまでの情報セキュリティ事故対応サービスを強化し、数々の事故対応経験を踏まえてサイバー119サービスとして提供している。2010年は130件を超える情報セキュリティ事故対応を実施し、被害者保護とユーザーの事業継続を支援している。 今回、同社が開始する サイバー119パートナープログラムにより、ラックが蓄積した事故対応のノウハウを、広くパートナーのビジネスに活かしててもらえるようになるという。システムインテグレーター、製品ベンダー、企業グループのセキュリティ対応部門などが同プログラム参加することにより、事故対応で最も重要で、対応者のストレスのかかる初動対応を支援する。