2012年7月3日19:00
SafeNet, Inc.とPitney Bowes Inc.は、Pitney Bowesがオンラインメールおよび請求書支払い向けに提供するデジタル配信サービス「Volly」のユーザーを対象に、クラウド環境におけるデジタルメール配信のセキュリティ強化に共同で取り組むと発表した。
Vollyは、複数のプロバイダーから送付される請求書や明細書などのメールコンテンツの受信、表示、整理、管理を、セキュリティが確保されたクラウドベースのオンラインアプリケーションで一元的に実行するソリューションである。ユーザーが選択できる統合サービスとして提供されるVollyには請求書のオンライン決済サービスも含まれ、米国内のユーザーに無料で提供される。
Pitney Bowesは、データ暗号化に関する長年の経験と幅広い特許技術をベースに、そのグローバルネットワークにおいて郵便料金計器の実績がある。Pitney Bowesが提供するデジタルデバイスは、年間何十億ドルもの資金が安全な環境で管理されているそうだ。今回の協力体制は、一連の暗号化機能をVollyのシステム設計に組み込むことで、さらなるセキュリティ強化を狙いとしており、デジタルメールの送信元の識別と検証を行うSafeNetのDataSecureアプライアンスが採用されている。SafeNetのセキュリティ技術でVollyを強化することで、デジタルメールボックスのコンテンツはクラウド環境で保存され、VollyユーザーはPCやスマートフォンなどあらゆるタイプのデバイスからアカウントや仮想メールボックスにアクセスできるようになる。