2010年8月17日 08:25
前年比50%の勢いで売上が急伸する「ユニフォームタウン」
クレジットカード決済の比率は徐々に高まる
ランドマークが運営するユニフォームの専門サイト「ユニフォームタウン」では作業服からイベント系のジャンパーまで10万点以上の商品を販売している。前年比50%の勢いで売上を伸ばす同サイトではクレジットカード決済の比率が徐々に高まっているという。
人気お笑い芸人のベストを販売しTVで話題に
顧客目線での商品販売を心がける
ランドマークがWebサイトでユニフォームの販売を開始したのは2002年。当初はインターネットの大手ショッピングモールに加盟していた。しかし、販売手数料の負担が大きく、同社から顧客への直接的なアプローチにも制約があったことから、収益は大きく伸びなかった。そのため、2004年から自社運営のWebサイトに軸足を移し、本格展開をスタート。2005年には外回りの営業を廃止し、Webに注力した販売展開を行っている。
同社では総合サイト「ユニフォームタウン」、女子事務服の専門サイト「事務服ピーチ」、スタッフジャンパーの専門サイト「スタッフジャンパーTOWN」を運営している。これに加え今年中には作業服の専門サイトなど2つの専門サイトが立ち上がる予定だ。
売上も好調で対前年比約50%の勢いで伸びている。同社では人気お笑い芸人が愛用するベストを販売しているが、人気テレビ番組に紹介されたことでサイトへのアクセス数が急伸し、売上アップにつながったという。また、顧客の目線で商品を並べたことも売上アップの要因として挙げられる。
「例えば事務服の上下の組み合わせを1サイト上でわかりやすく表現し、ブローチやリボンも組み合わせて買えるようにしています。あくまでもお客様が購入しやすいサイトのつくり込みを意識しています」(ランドマーク 企画室 石井達也氏)
代引きの割合が全決済の半数以上を占める
クレジットカード決済の比率は2~3割
現在の客単価は約2~3万円。決済手段はクレジットカードと代引き、銀行振込の3種類。現状、代引きの利用が最も多く5~6割となっている。その理由として石井氏は、「お客様にとって中小企業のサイトへの注文には前払いよりも代引きの方が安心という考えがあること、ご注文総額が1万円以上で代引き手数料を無料で対応している点が影響しています」と説明する。
クレジットカード決済は全体の2~3割に留まるが、利用率は導入以降、年々増え続けている。特に個人の顧客の利用が伸びているという。
なお、クレジットカード決済はゼウスのシステムを利用しており、同社のサーバで決済処理が行われる。そのため、「カード情報を弊社側で保持する必要がなく、安心してWebサイトを運営できます」と石井氏は話す。新規の決済手段に関しては個人の需要が高いコンビニ決済を近々、導入する予定だ。
今後の売上目標は3年以内に10億円。昨年は年間6億円だったが、現在の売り上げの伸び率ならば十分に手が届く範囲であるという。
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