2021年1月7日20:50
NTTデータは、27金融機関が採用するバンキングアプリ「My Pallete」をリニューアルし、「My Palleteフルサービス版」として、2021年1月7日より提供を開始した。
同サービスは、「Open Service Architecture」の一環として、ニューノーマル時代に求められる新しい金融ITの姿を実現するバンキングアプリプラットフォームであるという。今回のリニューアルにより、金融機関タブレットと連携したデジタルシフトの推進や、顧客のニーズに応じた相談予約やオンライン相談へのシームレスな連携など、デジタルとリアルを融合したOMO(Online Merges Offline)の実現を目指す。
顧客は店頭でのタブレットを利用した口座開設の取引時等、QRコードを用いた情報連携により、アプリの即時登録ができる。金融機関は店頭における行員のサポートにより、顧客をデジタルシフトさせることが可能となる。連携するタブレットは、NTTデータで新たに開発する営業店タブレットソリューション「&port.(アンポート)」で対応できるようになるそうだ。なお、金融機関が独自開発したタブレットシステムでの対応も可能だ。
顧客が金融機関に対して分かりやすい説明を必要とした時に「マーケティングサービス」によるデジタルでのサポートに加え、アプリから「対面相談予約サービス」や「オンライン相談サービス」を簡単に利用でき、リアル(有人)も含めたトータルサポートが可能となる。
店舗にとっては、NTTデータが提供する個人向けインターネットバンキングサービス「AnserParaSOL」との連携により、従来、紙で行っていたインターネットバンキングの申し込みが不要となり、アプリから即時に申し込みを完結でき、そのままバンキングサービスを利用できるようになる。
また、残高明細照会、振込、納税、投資信託などのフルバンキングサービスを、スマートフォンで利用できるようになる。さらに、納税、QR決済、個人間送金、目的別預金、ATM入出金、入出金通知などアプリならではの機能を用意している。
同サービスは、岩手銀行、京都銀行、鳥取銀行、西日本シティ銀行、東北銀行など複数の金融機関で導入が検討されており、今後3年間で30金融機関への導入を目指す。
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ペイメントナビ編集部
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