2011年1月5日9:00
格付機関のムーディーズは2011年、米国のクレジットカード残高は金融危機後はじめて増えると予測した。
米クレジットカード残高は、2008年8月の9,730億ドルから減りつづけ、2010年10月には8,000億ドルになった。
残高が増えるとした理由はふたつ。ひとつは金融機関が攻勢に出はじめたこと。もうひとつは消費者のクレジットカード利用が増えていることである。
特に小売とガソリンスタンドでの利用は堅調で、失業率も安定している。この傾向がつづけば、過去2年間のトレンドとは逆のパターンになるというのがムーディーズの見解。
2010年11月の貸倒率は8.58%で、10月より21ベーシスポイント減少している。前年同月比では198ベーシスポイントのマイナスだ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。