2021年6月3日6:40
寺岡精工は、2021年6月1日から、1 台でフルセルフ・対面セルフ・スピードセルフの3つの機能を備え、同社でもっとも最小サイズとなるマルチセルフレジ「HappySelf(G3)」を販売開始した。
「HappySelf(G3)」はフルセルフ・対面セルフ・スピードセルフの3つの機能を店舗状況に応じて切り替えることができる。感染症対策としてフルセルフレジで活用した後、新型コロナウイルス収束後は状況に応じて、対面セルフやスピードセルフとして運用のほか、店舗の混雑状況に応じた切替が可能だ。3つの機能の切替は稼働中であっても変身ボタン1つで行うことができる。
フルセルフでは、商品登録から支払いまでを利用者自身で行う運用だ。レジ担当店員と利用者の接触を避けることができる。また、人感センサーを搭載することでセキュリティを強化。センサーが操作状況を感知し、メッセージ・アラートで不正や操作ミスを知らせる。対面セルフでは、1つのレジを対面形式で運用。商品登録に慣れている店員が商品登録、袋詰めを行い、その間に支払いは利用者自身が行う。スピードセルフでは、商品登録は慣れた店員が登録機で行い、利用者は別の精算機で精算のみを行うセミセルフレジでの運用となる。
なお、「HappySelf(G3)」は、電子マネー・クレジットカードに対応したマルチ決済端末Verifoneと連携することでキャッシュレス専用機として使用可能だ。本体の省スペース化により、同社製品では初めての壁掛けタイプや、現金対応レジの背面スペースに設置したツインタイプなどさまざまな設置バリエーションを実現。店舗の状況に応じた組み合わせが可能だ。ベースユニットは幅270mm、高さ610mm、厚さ240mmとなる。利用者の操作画面は、15.6インチの縦長の液晶画面を採用した。
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ペイメントナビ編集部
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