2022年8月29日18:00
無人ストア関連事業を展開する600は、同社が運営する自販機DXサービス「Vending Hero」(ベンディングヒーロー)の新サービスとして、既存の自販機に追加で外付け設置が可能な通信端末の提供を開始したと発表した。
これにより、現金購入のみ利用可能だった自販機がキャッシュレス決済に対応した。決済方法は第一弾として「PayPay」に対応している。また、今まで現地に行かないと確認できなかった販売データを、オンライン上で営業所や配送車などの遠隔地から把握することができるという。
従来はキャッシュレス決済とオンライン検量はそれぞれ別個の端末を必要とし、端末購入費用に加え、通信費用や維持費用なども重複して負担する必要があったという。今回の一体型端末では、この2つの機能を1つの端末で利用することができるそうだ。
同端末は、それぞれ日本自動販売システム機械工業会が策定したJVMAオンライン式自動販売機情報管理システムとJVMAモバイルベンディングシステムに準拠した仕様となっており、日本国内で運営されているほとんどの自販機に外付けでそのまま取り付けることができるという。
Vending Heroは、過去の販売データとルートオペレーション担当者からのフィードバックを融合し、AIによって以下の最適化・自動化を行うサービスを運営しており、すでに10万台以上の契約台数を有しているそうだ。同社では、今回開発した通信端末を通じて、今後3年間で流通総額100億円の達成を目標としている。
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ペイメントナビ編集部
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