2022年9月15日20:20
JR九州、ジェーシービー(JCB)、日本信号、QUADRACは、JR九州の一部区間において、 自動改札機を利用したJCBおよびAmerican Express のタッチ決済による鉄道乗車の実証実験を行うことについて合意したと発表した。なお、今回の取り組みはJCBおよびAmerican Expressとして国内の鉄道における初の実証実験となるそうだ。
実証実験の目的は、クレジットカードの国際ブランドを拡大することで、日常利用・訪日外国人を含む来街者の利便性の向上およびシステムの安定性の確認を検証の狙いとしている。
JR九州では、2022年7月より三井住友カードの公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用し一部区間にてVisaのタッチ決済による実証実験を行っており、新たにJCBおよびAmerican Expressのタッチ決済が利用可能となる。
JCBおよびAmerican Expressのタッチ決済機能付きカードやスマートフォン等を自動改札機に設置しているタッチ決済専用機器にかざしてもらうことで、列車を利用できる。開始時期は2022年12月頃を予定している。
対象駅は、鹿児島本線 博多駅(中央改札口、 北改札口)、吉塚駅、箱崎駅、千早駅、香椎駅(1階改札口)となる(対象駅および対象改札口以外では、タッチ決済は利用できない)。
各社の役割として、JR九州が利用者への案内、JCBがキャッシュレス決済導入支援、JCBおよびAmerican Expressのタッチ決済に関するソリューション提供・認知プロモーション、日本信号が交通IC/タッチ決済一体型自動改札機開発、QUADRACが交通事業者向け決済および認証に関するSaaSプラットフォーム(Q-move)提供となっている。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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