2022年9月30日7:30
三井住友カードは、2022年9月29日よりオールインワン決済端末stera terminalを活用した広告配信サービス「stera ads」の提供を開始した。
現在、店舗を運営する事業者や小売店では、人手不足による店舗の運営負担が喫緊の課題となっている。一方で、コロナ禍の行動制限も解除され、これからますます人流が戻り、回復期に入ることが見込まれている。この機会を逃さずインバウンドを含めた顧客を取り込むためには、店舗での集客対策や売上・利益向上のためのプロモーション強化が重要な施策のひとつとして挙げられる。そこで、「stera ads」を、 stera terminal導入によるキャッシュレス取引に加え、店頭でのプロモーションを通じた顧客集客や、事業者の課題解決を支援するサービスとして提供する。
「stera ads」は、オールインワン決済端末であるstera terminalを広告配信の媒体として活用し、店頭プロモーションを行うためのサービスだ。「stera ads」の導入により、カスタマーディスプレイでの新商品の告知や、レシート印刷によるクーポンなどを発行し、来店者への新たなコミュニケーションポイントとして、 stera terminalを活用してもらうことができるという。
具体的には、広告配信ネットワークを通じて、新商品の案内や再来店施策やキャンペーンの告知など、各店舗に自動配信することができるため、店舗やスタッフの負担も軽減される。また、全店舗のプロモーションを均質化かつ、タイムリーに実施することができるとしている。
さらに、「stera ads」で取り扱う広告を管理し、一括配信やスケジュール配信の設定を簡単に行うことができる管理ツールを提供する。
広告は、一部の店舗だけに配信することも可能だ。通常時は、全店舗共通の広告を配信しながら、一定期間のみ特定の店舗に(オープンx周年記念など)異なる広告を配信するなど、個別の設定ができるので、 各店舗の状況に応じたキャンペーンなど、柔軟に対応することができるとしている。
今後、デジタルサイネージとの連携機能の提供など、プロモーションメディアとしての活用を目指す。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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