2023年1月13日17:31
エクサ、APPIAN Japanは、インテリジェントビジネスプロセスマネジメントスイート(iBPMS)領域での協業を開始した。
iBPMSとは、統合されたビジネスプロセス管理をロボティクスオートメーション(RPA)や人工知能(AI)を組み合わせることで実現するプラットフォームとなる。
APPIANは、エンタープライズレベルでのハイパーオートメーションとデジタルトランスフォーメーションが実現可能なローコードプラットフォーム(Low Code Platform)を提供している。一方エクサは、決済・保険・銀行・製造・流通系のお客様向けに基幹システムや大規模システムでの開発実績を有している。
今回の協業によって、業務プロセスの完全自動化に向けたワークフローの最適化・システム導入・導入後の持続的なコンサルティングサービスの提供を開始するそうだ。
ローコードプラットフォーム(Low Code Platform)と言われるAPPIANのソリューションは、アジャイル開発にて業務担当者とシステム担当者が共同作業でプログラミングすることなく、人、ロボティクスオートメーション(RPA)、人工知能(AI)、既存システムのオーケストレーションを実現するという。人、テクノロジー、データをひとつのプラットフォーム上で実現する事により、企業の要望や法令の変化に迅速に対応が可能となる。単純なワークフローシステム提供に加え、ビジネスプロセスの可観測性を高め常に人間が行う作業を制御しながら改善していくことで見える化を計り、企業価値の向上を支援するという。
Appianは金融、保険、製薬、公共のお客様に対して700社を超える実績を保有し、決済事業者に求められるPCI DSS等の高いセキュリティ認定を取得しているクラウドサービスだ。日本の商習慣や複雑な業務フローにも柔軟に対応し完全自動化を達成可能なiBPMSとして、これまで効率化が進んでいなかった日本国内企業の各業務分野への適用を進める。
まずは決済、保険、銀行領域に関する複雑な業務プロセスに対して、APPIANが保有する事例をもとにした日本国内へのデジタルトランスフォーメーションの促進を支援する。その後、製造・流通等に対する展開も迅速に進めていく予定だ。Appianが有するAPIやRPAを活用することでファブリックなデータ連携を実現し、企業内のシステム間連携に加え、外部サービスとの連携も視野に入れ、完全自動化を進める。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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