2023年6月22日10:10
かっこは、不正注文検知サービス「O-PLUX」と「不正チェッカー」において、悪質な転売に対する対策を強化するため、これまでの転売における情報を自社に加え横断的に活用できる買い回り検知機能をリリースした。特に、コスメや健康食品などの初回限定商品等の転売は、複数のサイトを横断して不正注文を行う傾向がある。これにより、自社にとっては初めての不正転売の傾向であっても、他サイトで発生していれば検知することが可能になり、より広範囲で、最新の不正な傾向を考慮して審査を行うことが可能となった。
2016年6月に施行されたチケット不正転売禁止法により、映画、演劇、音楽などのエンターテイメント業界では転売が厳しく制限された。しかし、物販業界においてはそのような法規制は存在せず、希少価値の高いコラボ商品や期間限定商品、流行商品などが転売の対象となっている。また、コスメや健康食品などの初回限定商品も、商品を試してもらうために、初回限定価格を設け、定価より安価に販売されることがあるが、それらも転売ヤーのターゲットにされている。転売ヤーの不正手口の1つとして、同一人物が複数の別の人物になりすまして初回限定商品を大量に購入し、それを定価よりも安く転売しその差額を利益にしている。
こうした状況において、購入者は正規サイトではなく、安価な転売先のサイトから商品を購入するようになり、自社の売上に悪影響を与える可能性がある。かっこは、このような不正転売を効果的に検知するために、買い回り検知機能を強化したという。
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