2023年12月1日9:30
国際ブランドのMastercardは、「Singapore Fintech Festival2023」(SFF2023)において、AI(人工知能)、UWB(Ultra-Wideband:超広帯域無線通信)、バイオメトリクス(生体認証)を活用したIn-Car payment(車載決済)など、新たなテクノロジーを紹介した。
レジでは笑顔で決済が完了
旅券、レストラン、ホテルの予約を一連で完了
Mastercard Vice president Connie Cheng(コニー・チェン)氏によると、SFF2023 のMastercardのブースでは「旅行、小売、モビリティといったシーンでの新たな決済体験」を紹介したという。
その1つが2023年11月14日に発表した日本電気(NEC)との覚書(MOU)となり、Mastercardのブースでも来場者に顔認証決済を体験してもらうデモを行った。例えば、カフェやスーパーマーケットで利用者はタブレットに向かって笑顔を見せると認証され、カードやスマートフォンを出さなくても支払いが可能だ。
サステナビリティのソリューションも紹介。例えば、旅行者が日本から訪れたとき決済でどれだけ二酸化炭素を排出しているかが把握できる。Mastercardでは日本でもビジネスを展開するスウェーデンのDoconomy(ドコノミー)などと提携している。
旅行に関しては「インテリジェントエージェント(Intelligent Agent)」により、ChatGPTを使って旅券の予約から、レストラン、ホテルの予約などが可能なサービスのデモを実施した。従来、別々に行っていた予約をPayment API(決済API)で連携させることで、シームレスに行う。
車載決済はUWBと指紋認証を活用
AIでルート最適化、200メートル先でも決済可能
In-Car payment(車載決済)では、メルセデス・ベンツやHyundai(ヒュンダイ)と連携している。SFF2023では、指紋認証やUWBを活用したソリューションを紹介した。
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