2024年6月19日9:05
日本マルチペイメントネットワーク推進協議会(JAMPA)は、電子決済サービス「Pay-easy(ペイジー)収納サービス」の2024年5月の取り扱いが、取扱件数3,165万件(前年同月比103%)、取扱金額12.6兆円(同121%)(表)となり、地方税統一QRコード(以降、eL-QR)による地方税の納付が開始され過去最高の取り扱いとなった昨年を上回り、件数金額ともに月間過去最高となったと発表した。5 月は自動車税(種別割)や3月決算法人の法人税・消費税などの納税時期であり年間で最も取り扱いが多くなっているそうだ。
現在、国や地方公共団体、金融機関等においてキャッシュレス納付の推進が活発化しており、2024年5月30日に同推進協議会および運営機構が共同宣言者として参加した「国税・地方税のキャッシュレス納付推進全国宣言」において、共同宣言者である23団体により宣言式が開催されるなど、キャッシュレス納付の動きは全国に拡大しているという。こうした状況もあり、キャッシュレス納付手段の1つであるペイジーについても、国分野における5月の取扱件数は前年同月比16%増となっている。 一方、地方分野においては5月の取扱件数は前年同月比99%と微減となったものの、eLTAX(地方税共通納税システム)を経由したペイジーの利用は増加しており、引き続きキャッシュレス納付は拡大傾向にあると考えているそうだ。また、取扱額の増加は、納税額の大きい法人税等や消費税の納税での利用が増加したためだとしている。
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ペイメントナビ編集部
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