2024年7月8日16:10
U-NEXT HOLDINGSのグループ会社であるアルメックスは、ホテル三日月/ホテル三日月グループ(千葉県木更津市)が運営する「龍宮城スパホテル三日月」の宿泊棟「龍宮亭」へ宿泊施設向けセルフチェックインシステム「家具組込型KIOSK」2台・「テーブルトップ型KIOSK」5台、スパ棟へ温浴施設専用自動精算機「FIT-A」5台の計12台を、2024年7月5日より導入した。
「龍宮城スパホテル三日月」は、全253室の本館「龍宮亭」と全219室の別館「富士見亭」からなる宿泊棟2棟と日帰り利用も可能なスパ棟に加え、プールや宴会場、遊技場などを備えた大型複合リゾート施設となる。主に大型連休や夏休み期間などの繁忙期には、閑散期と比較し約3倍の平均約3,000人が来館している。そのため、繁忙期はスタッフの人手不足が顕著になるが、一方で閑散期含めた人員配置も課題であり、業務省力化と人手不足解消に貢献するチェックインシステムや自動精算機の導入を検討していた。
同社は、1992年に温浴精算機、1998年にフロント精算機の提供開始し、温浴施設や宿泊施設の業務を支援するソリューションを提供している。また、スパ・ホテルの複合リゾート施設への導入実績もあり、それらが評価され今回の導入に至った。
「KIOSK」、「FIT-A」の導入により、従来スタッフが人手で行っていた受付や会計作業を自動化できるので業務省力化、人手不足解消のほか、利用者のチェックイン・アウトおよび精算時の混雑緩和が期待できるとしている。
なお、「KIOSK」、「FIT-A」の導入に際し、ホテルエンジニアリング企業であるタップが提供する「宿泊・温浴の基幹システム」と連携した。これにより、「龍宮城スパホテル三日月」のオペレーションに沿った形で、宿泊棟・スパ棟でのQRリストバンド運用、管理が可能になったそうだ。スパ棟・お祭りランドのゲート入退館や、売店・飲食店利用時に発生する追加費用の管理にQRリストバンドを使用する。
今回の導入では、「KIOSK」でチェックイン手続き実施時、ルームカードキーの発行に加えQRリストバンドの発行と夕朝食時間の選択、ホテルの館内インフォメーションを表示する機能を追加した。チェックアウト時は、ルームカードキーを「KIOSK」に挿入し宿泊費用とともに追加費用を精算する。
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ペイメントナビ編集部
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