2024年11月19日8:17
日本円連動ステーブルコイン「JPYC」を取り扱うJPYCは、2024年11月にプリペイド型日本円ステーブルコイン「JPYC」の累計発行額が30億円を突破したと発表した。
「JPYC(JPY Coin)」は1JPYC=1円で取引される日本円に連動したステーブルコインだ。2021年1月に発行を開始してから、2024年11月には30億円を超えるJPYCを発行した。プリペイド型日本円ステーブルコイン「JPYC」は現在、Ethereum、Polygon、Avalanche、Astar Network、Shiden Network、Gnosisの複数ブロックチェーンで利用可能だ。
今後、資金移動業型および信託型のステーブルコインとしてJPYCの発行を予定している。これにより発行額の増加と流動性の安定が期待され、企業間など大規模な取引にも対応できるようになっていく。また、JPYCの導入による取引コストの削減や、各種サービス開発者向けJPYC SDKの無償提供によるエコシステムの拡大など、取引の効率化が進むことが期待されるそうだ。
JPYCでは、個人間の送金やマイクロペイメント、企業間決済など、さまざまな分野や業界で幅広くステーブルコインが使われる未来を目指し、日本円ステーブルコインのユースケースの拡大を目指す。
すでに、日本円ステーブルコイン「JPYC」は、地方自治体のアイデア募集プラットフォームの報酬や、建設業界の福利厚生用サービスなど、スタートアップのイノベーションを加速させるための金融インフラとして活用され始めているそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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