2025年1月15日8:00
欧米のバーチャルカードの第4回目は、主として個人向けのバーチャルカードであるオールインワン型のバーチャルカードについて紹介してみたい。
(1)バーチャルカード(仮想カード)とは
(2)バーチャルカードのテクノロジー
(3)バーチャルカードとAI(人工知能)
(4)オールインワン型バーチャルカード
(5)企業、事業者向けのバーチャルカード
欧米のオールインワン型バーチャルカードの金融サービス
欧米では、大手金融機関のほか、ネオバンクやオープンバンクとも呼ばれるオンライン専門銀行を通じて、主に個人を対象に、オールインワン型バーチャルカードの発行が急速に増えおり、欧米の金融サービスの新たな潮流となっている。
オールインワン型バーチャルカードは、クレッジットカードやデビットカードなどのペイメントカードといったいわゆるペイメント機能だけでなく、口座管理、投資、保険などさまざまな金融サービスを1つのアプリやプラットフォームで提供している。こうしたタイプのバーチャルカードは、従来の銀行口座やクレジットカードの概念を大きく変え、金融サービスの利用の仕方を革新し、金融サービスの分野でイノベーションを起こしている。
オールインワン型バーチャルカードは、クレッジットカードやデビットカードといったペイメントカードといった決済手段の提供にとどまらず、(表)のような多様な金融サービスを1つのアプリやプラットフォームでカードホルダーであるユーザーに提供している。これらのサービスを1つのアプリやプラットフォームを用いて完結させることで、ユーザーは複数の金融機関をまたいでサービスを利用する手間が省け、より便利かつ効率的に金融サービスを利用できるようになる。
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