2025年1月22日8:05
グローバルな決済端末ベンダーのCastles Technology Co.,Ltd.(キャッスルテクノロジー)は、イタリアで着実に実績を重ねている。Castles Technology EMEA イタリア営業部長 Luca Montana氏に同国での展開やキャッシュレス事情について話を聞いた。
5年間で大きく成長
Linuxに加え、Android設置強化
Castles Technologyでは、2019年に端末のマネジメント方法を変更し、よりイタリア市場で受け入れられたという。2022年の「Salone dei Pagamenti」でMontana氏に話を聞いた際、同氏がジョインする3年前と比較すると売り上げが20倍に伸びたと聞いたが、その後も成長が続いているという。Montana氏は「最初はゼロの状態から始めましたが、コロナ禍などがあったのにもかかわらず5年で大きく成長しました」と成果を述べる。
イタリアにおいて、同社の決済端末は大手アクワイアラなどに端末を販売し、その先の金融機関が店舗に提供している。同社では、ハードウェアに加え、ソフトウェアもアクワイアラに合わせた形で作り込んでいるという。主要なバイヤーにはLinuxの端末を多く販売しているというが、マーケットが求めているAndroid端末を2025年は推していきたいとした。
Android端末では、 Android 13 OS を搭載したデバイス「S1F4 Pro」を展示、同端末はOcta-Core Processorを搭載し、6.7インチのスクリーンを搭載している。
また、移動販売などに向けて設計されたコンパクトな決済端末「S1MINI2」もAndroid 13 OSを搭載し、4G LTE、3G、GPRS、Wi-Fi、Bluetoothに接続できる。タクシー、配送サービス、屋台など、移動販売の支払いで活用可能だ。
組み込み型端末の設置も強化
イタリアでのキャッシュレスの状況は?
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