2025年4月7日7:50
かっこ(Cacco)は、決済サービスを提供するペイジェントと、EC決済におけるセキュリティ強化を図るため提携した。同提携により、2025年3月31日より、ペイジェントが提供する不正検知サービスのラインナップに、Caccoが提供する不正アクセス検知サービス「O-MOTION」、および不正注文検知サービス「O-PLUX」「不正チェッカー」が新たに加わった。
2024年のクレジットカード不正利用被害額は550.0億円と過去最高額となり、その手口の大半は、クレジットカード番号盗用による不正利用となっている。2025年3月に改訂された、改正割賦販売法に基づくクレジットカード・セキュリティガイドラインでは、ECサイトでの決済前・決済時・決済後の各段階に応じた不正利用対策を講じる「線の考え方」に基づき、不正利用の流れをふまえた対策がEC加盟店に求められることとなった。具体的には、カード決済時における「EMV 3-Dセキュア(カード決済時に本人認証を行うサービス)」の導入義務化に加え、カード決済前の「適切な不正ログイン対策(Webサイトへのログイン時の本人認証等の対策)」の実施が追加指針対策として求められている。
こうした状況を受け、ペイジェントとCaccoは提携を通じて、より多くのEC事業者の不正利用対策強化を支援し、安全で信頼性の高いEC決済環境の実現につなげるそうだ。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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