2024年3月26日8:30
累計11万サイトへの導入実績
被害額や作業工数が明らかに減少
「O-PLUX」は累計11万サイトへの導入実績があります。少し前までは電子機器やホビー系商品など高額帯の商品が狙われていたという印象でしたが、最近では低単価の日用品や食品も不正被害に遭っており、幅広い業種業態の企業から問い合わせをいただくようになりました。低単価の商品が狙われるようになっていることにともない、不正アタックの件数も増えています。
具体的な事例をご紹介しましょう。1つ目はカメラのキタムラです。クレジット不正・転売対策に、3-Dセキュアとの併用で「O-PLUX」を利用していただいています。不正注文の手口が巧妙化し、3-Dセキュア、プラス目視での検知は限界にきていましたが、「O-PLUX」の導入により、不正検知の精度が向上したばかりでなく、目視チェックに携わっていた専任スタッフ2名分の工数も削減できました。
2つ目は、MTGのチャージバック対策の事例です。以前は年間600万円のチャージバック被害が発生しており、3人体制で毎日2時間、目視チェックを行っていましたが、「O-PLUX」導入後は被害がほぼゼロになり、作業時間の大幅な削減が実現しました。さらにこれ自体が抑止効果になり、不正注文が大きく減少しました。
「O-PLUX」は国内の外部企業のDBなどを活用し、かつ、不正注文の巧妙化に合わせてアップデートを実施しているので、存在していない住所や空室の判定、電話番号疎通の判定などを正確に行えるのです。また、共有ネガティブの活用によって、過去に発生した不正注文と一致する要素を持つ注文を即座に洗い出すことができます。閾(しきい)値の調整により審査に利用する期間の調整が可能なので、データの鮮度も保たれています。3-Dセキュアと「O-PLUX」を併用することで、3-Dセキュアのグローバルレベルの変数/パラメーター/審査ロジックと、弊社の日本にローカライズした視点の両方を活用して、多面的・重層的な対策を講じることができるのです。
転売目的の不正者割り出しにも効果
初期費用30万円、月額3万円から利用可
クレジットカードの不正利用以外の活用方法もあります。不正者がEC事業者で複数のアカウントを作成して、初回限定品や初回限定価格の商品を大量に購入し、それらの商品を、通常価格よりやや安い価格で転売するという手口があります。これには必ずしも盗難カードが使われるわけではなく、本人のカードが使われる場合もあります。
この対策として「O-PLUX」を活用している例として、ハーブ健康本舗があります。同社では初回購入のみに大きなディスカウントをして、2度、3度とリピートしていただく販売手法をとっていますが、初回価格での不正注文が月に300件前後発生するようになり、リピート購入比率やLTVが大きく落ち込んでいました。「O-PLUX」の導入によって不正注文が減少し、公式チャネルでの販売が活性化してLTVの向上にも貢献することができました。
不正転売については、加盟店の注文情報を横断的に分析することにより、代理購入のアルバイトなどによる初回限定価格商品の買い回りなども検知が可能です。弊社では健康食品やコスメなど初回限定価格の商品を取り扱う事業者をグループ化して、短い時間に何件も同じ商品が購入されているといった情報をいち早くキャッチし、不正購入を見破るということをしております。
「O-PLUX」導入の初期費用は30万円から。月額費用はテーブルで課金させていただく形態になりますが、3万円からご利用いただくことが可能です。2024年6月までトライアルプランの提供を行っており、2週間、あるいは、審査件数1万件まで、1万円でお試しいただけます。
また、月間数百件規模のスタートアップの事業者などに向けて、初期費用5万円、月額費用4,000円、審査費用1件あたり4円の「不正チェッカー」というサービスも用意しています。
最近は、アカウント乗っ取りによる不正購入の被害も増えています。ID、パスワードを盗んだ不正者が、なりすまし、botで総当たりするという手口で、ECサイトにアクセスする事例です。ログインに成功すると、既存会員の登録情報を書き換えて、クレジットカード不正利用や、後払い未払いを行ってきます。やっかいなのは、EC事象者側でクレジットカードを紐づけている場合は、わざわざクレジットカード情報を盗むことなくクレジットカードを使うことができるということです。弊社ではこういった不正に対しては、「O-MOTION」というサービスを用意して提供しています。
ほかに、フィッシング対策サービス「鉄壁PACK for フィッシング」というサービスもあります。アカウント情報の取得から、フィッシング対策、注文時の不正検知と、一貫したサービスの提供が可能です。
さらに弊社では、カード会社向け不正検知システムでトップシェアのインテリジェント ウェイブと協業の話を進めております。カード会社向けとECサイト向けという分野の垣根を越えて、不正注文の抑止に取り組んでまいります。
EC事業者の皆様、また、EC事業者以外の事業者においても、弊社の不正検知のノウハウで解決が図れそうな課題がございましたらお気軽にご相談ください。
※本記事は2024年3月5日に開催された「ペイメント・セキュリティフォーラム2024」の採録記事となります。
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