SMBCグループ デジタル、モバイル、AI活用で中小企業を支援する総合デジタル金融サービス「Trunk」の強みとは?

2025年4月17日8:15

三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)、三井住友銀行、三井住友カード(SMCC)は、2025年5月より、法人向けデジタル総合金融サービス「Trunk(トランク)」の提供を開始すると発表した。デジタル、モバイル、AIを活用することで、全国の中小企業のお金のやり取りを支援する方針だ。

三井住友フィナンシャルグループ 取締役 執行役社長 グループCEO 中島 達氏(中央)、三井住友カード 代表取締役 社長執行役員CEO 大西 幸彦氏(左)、インフキュリオン 代表取締役社長 CEO 丸山 弘毅氏(右)

“全く新しい法人向けサービス”を自負
金融・決済システムをシームレスに融合

個人向け総合金融サービス「Olive(オリーブ)」は、2025年3月に500万アカウントを突破した。そこで培ったノウハウをもとに、三井住友銀行とSMCCが緊密に連携した新たなデジタルサービスを開発したという。それが、同グループが“全く新しい法人向けサービス”と位置付ける「Trunk」だ。

SMBCグループ 執行役社長グループCEO 中島 達氏は、法人口座として画期的なバリューとして、最短翌営業日ネット口座開設、業界最低水準の手数料、規模や業界を問わず使いやすいことを挙げた。

また、グループが提供する金融・決済サービスがシームレスに融合したサービスだという。

さらに、請求書、支払い、ファイナンス、AI-agentなどのAIをはじめ、先進的な新機能による従来にない利便性を提供できるそうだ。

Trunkはこれまで同グループとして必ずしも強化して訴求できていなかった中小企業をはじめとする日本の幅広い事業者の成長を支援するサービスだという。事業者の成長によって日本の再成長につながり、SMBCグループの成長も加速するそうだ。中島氏は「法人取引はSMBCグループにとって重要。マザーマーケットのビジネスです。日本の再成長にコミットしているが、それを確たるものにするためには中小企業を含むさらなる活性化が欠かせません」と力説する。

「Trunk」という名称には、2つの想いが込められている。1つ目は、顧客の事業を"長い旅"に見立て、「Trunk」の中の多様な機能をいつでも どこでも利用してもらいながら「旅の友」として顧客の日々に馴染んでいく存在を目指す気持ちだ。もう1つは、英語の「Trunk」が持つ「木の幹(胴)」という意味から、顧客の事業とその成長をしっかりと支え続ける存在を目指したいという願いが込められているそうだ。

スマホでスピーディに口座開設
2026年に新ビジネスカードを発行へ

サービスの詳細については、三井住友カード 代表取締役 社長執行役員CEO 大西幸彦氏が説明した。同サービスは、ビジネスカード、ファイナンス、決済プラットフォーム「stera」、法人口座、経理DXをシームレスに利用可能だ。デジタル、モバイル、AIをキーワードに展開していく。

特徴として、まず口座開設が圧倒的に早い点を挙げた。中小企業はスマートフォンを利用して、20分ほどで口座開設できる。顧客は、マイナンバーカードや運転免許証といった本人確認書類や事業内容が確認できる書類を登録すると、面談を経て、謄本不要で最短翌日に口座が開設できる。eKYC(本人確認)に関してはグループのポラリファイと連携して実現したそうだ。

大西氏は「アカウント開設後は1つのIDでログインして利用できます。法人の企業経営を追求した一気通貫で利用できるサービスです」と自信を見せる。なお、セキュリティなどの観点から、個人事業主の申し込みは不可となるそうだ。

口座は、初期契約料無料、月額利用料無料、振込手数料は法人・個人3,000万口座のSMBC宛ては無料だ。他行あては一律145円となっている。インターネットバンキングによる振込等の手数料も業界最低水準で提供することで、利便性とコストパフォーマンスを両立したサービスであると自負している。また、メガバンクとして、従来通りの充実した機能を備えているそうだ。

ビジネスカードについては、サービス開始当初は、法人代表者向けの「ビジネスオーナーズ」を口座開設と同時に申し込み可能だ。また、2026年度中には、会計SaaSへの連携機能など最先端の機能を搭載した新ビジネスカードを発行する予定だ。

新たなAI与信エンジン実装、フレキシブル・ファイナンス提供
インフキュリオンの役割と実装面での強みは?

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