2025年7月16日8:00
飛天ジャパンは、2025年7月10日、11日の2日間、東京都中央区の飛天ジャパン本社内に設置したイノベーションセンターで、イノベーションセンター開設1周年を記念し、飛天ジャパンDay'sを開催した。機器の外部に取り付けるPay BOX(M80)を活用したセキュリティ入退出ゲート「スキャン&ゴー」や個室DXソリューションなどの新しいソリューションを紹介した。
M80と連携したセキュリティゲートや
個室DXソリューションを展示
既存機器にキャッシュレス決済機能を持たせることができるPay BOXは、利用者提示型CPMで外部機器に取り付けるM80と、店舗提示型MPMで機器内部に組み込むF76を用意している。例えば、洗濯機・乾燥機やクレーンゲームなどのゲーム機器、マッサージチェア、ドリンクサーバー、タンニングマシンなどと連携し、キャッシュレス決済機能を搭載できる。
今回展示しているのは、M80と繋いだセキュリティゲートのほか、カラオケボックスやシェアオフィスなどに使える個室DXソリューションだ。
これらは、IoTプラットフォーム「IoT Cube/Pay BOX」と繋ぐことで機能を充実させることができる。店舗管理やメニュー管理、デバイス管理、接続先機器の管理、経営分析に活用可能なレポーティングなど、店舗運営を効率化するSaaSサービスであり、割引率や値引き額を指定したクーポンを発行する機能などを搭載できる。
このように、IoTプラットフォームとセルフサービス機器を接続することで、安価にキャッシュレス化が可能になるだけではなく、売上や機器の状況を遠隔で確認することができる。また、来店促進などのキャンペーンに活用することも可能で、今回は、カプセルトイなどのアーケードゲームと表示パネル、顔認証システムなどを接続し、広告を視聴すると、ゲームが1回だけ無料で楽しめるソリューションを参考出品した。
ワインサーバーやフィットネスチェアなど
パートナーとのコラボも
このほか、様々なパートナー企業と連携したキャッシュレス決済のソリューションを展示した。「品質管理」「温度管理」「定量サーブ」を可能にした〝魅せる〟ワインサーバーは、不慣れなスタッフでも、簡単に定量サーブでき、店舗運営の省人化を実現できる。サーブするたびに、食品添加用の窒素ガスをボトル内に自動で充填し、ワインの酸化を防ぐ仕組みだ。キャッシュレス端末と接続したり、オプションのキャッシュユニットと接続することで、自動販売機のような使い方が可能になる。
フェムテックチェア「GRAN PERIN(グランペリネ)」は、服を着たまま座るだけで、美尻と骨盤のフィットネスが楽しめるのが特徴だ。加齢による骨盤底筋群衰えだけではなく、身体の中心を支える殿筋収縮による動作と姿勢の影響に着目し、服を着たまま座るだけで筋収縮運動効果を実現するもので、全国の施設に普及が進んでいる。
また、導入事例として、地域通貨「EcoPay」を展示した。政府が推進するカーボンオフセット事業に消費者が日常の買い物を通じて間接的に参加することができ、温室効果ガス(CO2)の削減を推進するのが狙いだ。
QR決済端末は、Dynamic QR Sound Box M20に木材装飾を施した。ウェブアプリと連携して利用する京都の地域密着型決済サービスで、店舗は費用を抑えながら集客でき、消費者は便利にお得に買い物ができる。観光客に地域の魅力を伝え、お得な買い物で観光を楽しんでもらい、森林を豊かにする取り組みだ。
日本市場を良く知る
取引先との連携を今後も加速へ
このコンテンツは会員限定(有料)となっております。
詳細はこちらのページからご覧下さい。
すでにユーザー登録をされている方はログインをしてください。