2025年8月5日8:00
ソフトバンクは、脱炭素社会の実現への貢献と環境保全を目指して、全国47道府県市の森林保全を支援する「日本森林再生応援プロジェクト」と、消費者のエコ行動を可視化・促進する消費者参加型植林貢献プログラム「NatureBank(ネイチャーバンク)」を開始した。
樹木の高齢化、CO2吸収量が減少
企業版ふるさと納税で森林保全活動
ソフトバンクではこれまで、AIと共存する社会の実現に向けて事業面ではさまざまな取り組みを進めてきた。AIの社会実装には多くのエネルギーが必要であり、再エネ創出やCO2削減にも取り組んできた。この25年間で災害の規模は甚大化し続けており、温暖化対策が求められる。
温暖化対策に向けては、企業版ふるさと納税を活用した日本森林再生応援プロジェクトを展開する。現在、日本の森林は51年以上の老齢木が全体の8割を超えているという。樹木の高齢化が進行し、10年間で26%減少し、CO2吸収量が大きく減少している。
そこで今回、全国の森林を再生させるために自治体と企業を応援するプログラムを用意した。この寄附により、全国に180万本の植樹を支援する。植樹面積は600ヘクタールを予定している。
また、消費者参加型植樹貢献プログラム(NatureBank)を実施。人々の温暖化への危機意識が年々高まっているが、その一方で温暖化対策として何をしたらいいのかわからず、何もしていない人は7割近くいる。
アプリやサービスを使うだけでCO2削減に貢献
グループ16サービスから開始
ソフトバンクグループのサービスを利用している人は3億IDいるが、NatureBankはアプリやサービスを使うだけでCO2削減に貢献できるエコサービスを利用してもらうことで、ユーザーが抑制したCO2相当分の植樹を同社が支援する。また、成果や効果を同社の公式サイトやLINEで発信することで、ユーザーのエコに対する意識を高める。
まずは、PayPay、エコ電気アプリ、PayPay銀行、スーパーPayPayクーポン、Go Ethical、Yahoo!乗換案内、Yahoo!カーナビ、HELLO CYCLING、HELPO、Yahoo!オークション、ケータイリサイクル、下取りプログラム、ZOZOUSED、Yahoo!フリマ、NatureBank公式LINE、NatureBank Tap to Startという16サービスからスタートする。
例えば、現金取引の場合、お金の製造や流通の過程でCO2が排出されるが、スマホ決済のPayPayに置き換えた場合、70%の削減効果があるという。1決済当たりCO2 8gに換算される(ペットボトル2本分ほど)。
ZOZOUSEDの場合、新品の衣類をお店で購入すると、原材料採取から、製造、配送、廃棄に至るまでの工程でCO2が排出されるが、ネットで中古品を購入するとCO2を50%削減できるという。1回の購入で1,170gのCO2削減につながるとした(ドラム缶3本分)。
日常の行動で環境貢献を可視化・実感
PayPayは金融PF化で環境負荷削減を推進
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