2025年9月25日13:03
日本通信は、FPoSについて、NFCタッチ認証に対応するための技術開発を進めている。このほど、2025年9月17日に、JINS PARK前橋内の店舗(JINSおよびエブリパン)にて、FPoSを活用したNFCタッチ決済の実証実験を実施した。同実証実験は、FPoSを活用したNFCタッチ決済の商用化に向けた重要なマイルストーンとなるものだ。
FPoSは、利用者のスマートフォンにFPoSを搭載する際に、利用者のマイナンバーカードのICチップに搭載されている秘密鍵と電子証明書によって身元確認を行う(公的個人認証サービス:JPKI)。また、電子署名法に基づく認定を受けた電子認証局が、スマートフォンに内蔵されている安全な領域(セキュアエレメント)内で秘密鍵を生成するとともに電子証明書を発行する。さらに、電子証明書に記録された公開鍵と秘密鍵の組み合わせにより、利用者の当人認証(本人に間違いないこと)を行うとともに、真正性(利用者の意思が改ざんされていないこと)を担保する。
FPoSによる確実な身元確認と当人認証を最大限に活用しているのが、群馬県前橋市の電子地域通貨「めぶくPay」だという。現在、「めぶくPay」では、FPoSを活用したQRコード決済サービスを提供しているが、今後は、さらに利便性の高いNFCタッチ決済サービスの実現を目指すという。
ただ、NFCタッチ決済には、大きく2つの課題があるという。
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