2025年11月14日11:53
全旅とネットスターズは、このほど、宿泊事業者を対象とした企業間決済のキャッシュレス化推進に関して、戦略的業務提携を締結した。両社は、それぞれの強みを活かし、新しいサービス創出と利便性向上を目指す。

近年、観光需要の多様化や訪日外国人旅行者の増加に伴い、オーバーツーリズムが問題視されるようになると同時に宿泊事業者の経理業務の負荷増加、海外の新しい取引先との審査業務も複雑化している。また、観光DXが謳われているなかで宿泊事業者が自社の限られた経営資源の中で業務のデジタル化を自社のみで推進することは非常に困難だ。こうした状況を受け、全旅とネットスターズは、宿泊事業者のさらなるインバウンドの観光需要取り込みにつなげるべく、今回の提携に至った。
全旅は、旅行会社と受入施設との精算を一元化する精算システム「全旅クーポン」、旅行会社や宿泊事業者、観光施設等に向けたBtoCの決済サービス「全旅ペイメント」に加え、ネットスターズが提供する企業間キャッシュレス決済ソリューション「StarPay-Biz for Hotel」を活用し、海外旅行代理店およびオンライントラベルエージェントとの取引での宿泊事業者の業務負荷軽減を目的としたサービス、「全旅グローバルペイ」を2025年12月に開始する。全旅が提携する観光施設や宿泊施設への「全旅グローバルペイ」のスムーズな導入に向けて、ネットスターズは全面的にサポートするそうだ。
今回の提携を通じて、全旅とネットスターズは観光業界の決済のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速し、全国の宿泊事業者や関連事業者の成長支援に取り組む。
2009年の創業以来ゲートウェイ事業を展開。2015年にQRコード決済サービス「WeChatPay」を代理店として日本に初めて導入。以降、国内外のQRコード決済をはじめとするキャッシュレス決済を店舗に一度に導入・管理できるマルチキャッシュレス決済ソリューション「StarPay」を展開。現在は「StarPay」の技術力を基盤に、多角的なサービス展開に取り組んでいます。













