2026年4月2日9:09
STマイクロエレクトロニクス(ST)は、スマートフォンやウェアラブル機器などを使用してドアやゲートのロック解除を可能にする、相互運用性と高いセキュリティを備えたアクセス制御技術の普及を促進する取り組みを発表した。

CSA(Connectivity Standards Alliance)はデジタル機器同士でアクセス認証情報を交換するための業界標準プロトコル「Aliro 1.0」を公開した。これに伴い、CSA内のAliroワーキング・グループのメンバーとして取り組んでいるSTは、Aliro対応リーダ機器の設計期間を短縮して市場投入前の製品の規格準拠テストを簡略化するソフトとハードの開発リソースの提供を開始した。リーダ機器は、スマート・ロックによるデジタル・ウォレットの認証情報の確認に必要だ。
機械式のカギやPINパッド、非接触型カードと異なり、スマートフォンやウェアラブル機器などを使ったAliroによるアクセス制御は、無線通信の利便性と柔軟な動作範囲に加えて、強力な電子セキュリティを備えているという。また、Aliroシステムでは、ハンズフリー操作や、位置情報と紐づく応答も可能だ。さらに、デジタル・キー本来のアプリケーションレベルでの強み(プライバシーや共有しやすさ、設定可能なユーザ権限など)もあるそうだ。
Aliroは、ワイヤレス通信の基盤プラットフォームとして、NFC(近距離無線通信)、Bluetooth LE、UWB(超広帯域無線通信)という既存の技術を活用している。これらの技術はすでにスマートフォンに広く搭載されているため、数センチメートルから100メートル超までの距離で動作する柔軟性の高いユースケースを実現可能だという。
STは製品の開発と製造の期間短縮につながる開発パッケージを提供する。「X-CUBE-ALIRO」ソフトウェア・パッケージは現在、STM32Cubeに統合されている。リファレンス設計「STEVAL-ALOCKCB」は、STのマイクロコントローラ(マイコン)と無線通信製品を活用して、Aliro準拠システムの開発を支援するそうだ。
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