2026年4月23日8:32
SP.LINKSは、決済代行サービス「e‑SCOTT Smart(イースコット・スマート)」において、AIと業務システムを安全かつ柔軟に連携させる共通仕様「MCP(モデル・コンテキスト・プロトコル、Model Context Protocol)」に対応したリモートMCPサーバーを提供開始すると発表した。同機能により、加盟店のシステム担当者や同店をサポートするSIerは、「e-SCOTT Smart」の導入・設定・運用に関する問い合わせや確認を、サービス仕様を理解したAIと自然な対話で行うことが可能となる。

SP.LINKSは同取り組みを通じて、「e‑SCOTT Smart」をAI時代にふさわしい、より分かりやすく、直感的に利用できる決済サービスへと進化させていくそうだ。
近年、ECやオンラインサービスの拡大に伴い、決済サービスに求められるスピードや柔軟性は、世界的にますます高まっている。一方、加盟店では、決済機能の導入・設定や接続仕様の確認、運用時の情報収集などが負担となりやすく、「分かりにくい」「確認に時間がかかる」といった課題が指摘されている。こうした状況を背景に、グローバルな決済業界では、AIを活用してシステム操作や必要な情報に迅速にアクセスするニーズが拡大しており、国外の主要な決済サービスプロバイダー(PSP)を中心に、MCPへの対応が進んでいるという。
MCPは、AIと業務システムを安全かつ柔軟に連携させるための共通仕様(プロトコル)だ。これにより、AIがシステムの仕様やルールを理解したうえで、利用者の操作や情報検索を行うことが可能となる。
特に決済分野においては、①必要な仕様書や技術情報への迅速なアクセス、②設定内容や手順確認における作業の効率化、③問い合わせに依存しない自己完結型の運用体制の実現、といった点から、実務負担の軽減と操作性向上を支える基盤技術として注目されている。なお、同サービスでは、AIエージェントがインターネット経由で接続し、ローカル環境にサーバーを構築することなく利用できるリモートMCPサーバーを採用している。
SP.LINKSは、こうした業界動向を踏まえつつ、加盟店の実務負担を軽減し、より使いやすい決済環境を提供することを目的に、e-SCOTT Smartのサービス高度化を進めてきた。今回の高度化では、MCP対応を通じて接続仕様書のナレッジ検索を提供する。これにより、AIエージェントが接続仕様書の内容や構造を理解し、利用者の質問に応じて最適なページや該当箇所へ案内する。必要な情報を自分で探す必要がなく、対話によって「知りたい内容に即座にたどり着ける」操作体験を提供する。SP.LINKSでは、RAG基盤を備えたMCPサーバーを採用しており、求める情報に到達できるよう設計されている。また、同MCPサーバーはリモート公開方式で提供されているため、ローカル環境を構築する必要がない。AIエージェントに接続先情報を設定するだけですぐに利用を開始でき、導入負担を抑えながら最新のAIサポート機能を活用できるそうだ。
SP.LINKS は、AIを新たな機能として提供するのではなく、決済サービスをより分かりやすく、迷わず使えるものにするための手段として活用している。今後も、加盟店の現場視点を重視しながら、将来的な機能拡張にも柔軟に対応可能な基盤整備を進め、e-SCOTT Smartの継続的な利便性向上に取り組んでいく。また、加盟店やそれらを支えるSIer、開発者に向けて、 e-SCOTT Smartの仕様書や技術情報を分かりやすく提供する開発者向けサイトを開設した。同サイトでは、MCP連携に関する概要や技術情報をまとめた専用ページも公開しており、AI連携機能の理解から導入までを一貫して支援する。















