2012年5月23日9:00
米国でカードのサインレス上限額(フロアリミット)は25ドルである。2008年にグローサリーストアとディスカウントストアでサインレスが実施され、Visa、MasterCard、Discover、Amexも低リスク業種の対面取引にこのルールを適応している。
米国Visaは、今年の10月からフロアリミットを50ドルに増額すると発表した。まずはグローサリーストアとディスカウントストアからはじめる。クレジットカードでもデビットカードでも50ドル以下ならサイン不要となる。
同時に、顧客からの要望がなければ、50ドル以下の取引に紙のレシートをわたさなくてもいいようになる。
現在米国の対面取引で、50ドル以下のトランザクションは全体の約80%になる。これは大きい。80%でサイン不要となれば、レジスピードは上がる。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。