2014年7月9日11:37
Visaは、2014 FIFAワールドカップ ブラジルに関連する第2弾”Everywhere Travel Report(エブリウェアトラベルレポート)”を発表した。同レポートは、クレジットカードやデビットカード、プリペイドカードなどのVisaの商品を利用した旅行データや海外旅行者によるカード利用を分析しているという。それによると、グループリーグの開催地であったブラジルの首都以外の都市でも海外旅行者によるカード利用額が劇的に増加したそうだ。
グループリーグ・トーナメント期間(大会開催日の6月12日からグループリーグ最終日の6月26日まで)のデータによると、消費額が対前年同期比で3桁の伸び率であることが分かったという。例えばナタール市(+851%)、クイアバ市(+963%)、クリチバ市(+167%)、そしてマナウス市(+409%)などの消費額が大幅に増加した。
海外旅行者が、グループリーグ開催中にVisaカードで支払った総額は1.88億米ドルとなった。これは対前年同期比152%の増加率であり、ブラジルへの旅行者のカード利用額が7800万米ドルだったFIFAコンフェデレーションズカップ2013が開催された同時期と比べて141%の増加率となる。2014 FIFA ワールドカップ ブラジルの開催中で最も海外旅行者によるカード利用額が大きかった日は6月25日で、一日に1740万米ドルの支出があったそうだ。
ブラジルへの旅行者のうち、カード利用額が大きかった国は、多い順に米国、英国、フランス、メキシコとなった。特に増加率が高かったのは、オーストラリア(+835%)、コロンビア(+765%)、チリ(+519%)、メキシコ(+396%)の4カ国となっている。
Visaは、ブラジルの加盟店、金融機関と協力して、12ある会場すべてに決済インフラを提供している。決済インフラには3000以上のVisa非接触型決済サービスと75台のATMが含まれているそうだ。