2010年8月23日9:00
NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、日本有数の観光リゾート地である軽井沢で、駅構内や観光案内所、街中の看板にFeliCa搭載携帯(おサイフケータイ)をタッチするだけで、地図や交通などの観光案内や周辺エリアの飲食店情報・クーポンなどの情報が入手できるサービス「軽井沢エリアタッチ」を、軽井沢観光協会の協力のもと「毎日ムック 軽井沢free」を発行する毎日企画サービスと共同で8月20日から開始した。
同サービスはまず、訪れたいエリアや目的別で複数のおサイフケータイ用リーダライタを埋め込んだ看板を、JR軽井沢駅構内や駅構内観光案内所、宿泊施設などに設置する。観光客は知りたい情報にあわせて携帯電話を看板にかざすと、携帯が自動的に情報サイトへアクセスを開始。「観光施設の概要地図、行き方」 「観光施設の周辺にある飲食店情報」 「交通案内(電車、高速バスなど)」 「エリア別のカフェ情報」などの情報を取得できる。
「軽井沢エリアタッチ」には、NTT Comの2つのサービスを活用。1つは企業や店舗が携帯電話を利用したビジネスを展開するために必要なサービスをオールインワン・ワンストップで提供するSaaS型プラットフォームサービス「Biz マーケティング モバイルウェブ」。もう1つが顧客が手持ちの「おサイフケータイ」を利用し、ネットとリアルをつなぐプロモーションツール「Biz マーケティングかざスポット」である。
NTT Comでは今後、地域ポイントやスタンプラリーなど地域ぐるみの観光施策を支援する基盤作りを図ると同時に、日本全国の同じような要望を持つほかの観光地への展開を検討するという。