2017年3月15日20:03
日本NCRは、トランザクション処理ソフトウェア「Authentic(オーセンティック)」の最新バージョンを2017年3月15日から国内で販売開始すると発表した。
Authenticは、トランザクション処理能力や開発能力に自信を持ち、NCRが推進するコンシューマ バンキングにおけるオムニチャネルのためのプラットフォーム ハブ「NCR CxBanking(シーエックスバンキング)」の主要なコンポーネントになるという。
Authenticは、ペイメントゲートウェイとして使用され、ATM、POS端末、インターネット取引を制御して、利用企業の決済サービスのハブやオムニチャネルシステムを強化できるそうだ。また、そのメッセージマッピング機能によって、固定長、可変長、ビットマップ、
XML/Webサービスのメッセージを自由に交換できる。たとえば、現在検討が進められている国際標準XML電文への移行などにも、柔軟に対応できるという。また、ワークフローとルーティングの機能によって、業務ロジックの作成を短期間かつ安価に実行できるそうだ。
最新バージョンでは、外部サービスへの並列ルーティングを提供することによって、トランザクションオーケストレーション機能を強化し、また、Web サービスのインタフェースを迅速に作成することができるそうだ。
また、デビットカードやプリペイド/ギフトカード向けのカード・ライフサイクル管理機能を充実させ、アカウントステータスの管理、カードの紛失/盗難の処理、アカウントの閉鎖や一時凍結などのアカウント保守タスクをより簡易に実行できるようになった。さらに、バッチによるインポート処理を可能にすることで、カードアプリケーションの処理を改善している。
そのほか、Authenticの強化されたセキュリティには、出入りするさまざまなタイプの接続を保護して暗号化する機能がある。インポートとエクスポートのPGP暗号化、必要に応じてTLS 1.2を強制するオプションがある。Authenticは、「SafeNet HSM」のサポートに加え、ThalesとAtallaモデルも継続的にサポートしている。