2019年4月26日20:10
Visa Inc.とFISは、米国時間の2019年4月26日、FISの加盟金融機関が世界中からVisa B2B Connectプラットフォームにアクセスできるよう協力すると発表した。これにより、高額な企業間クロスボーダー決済を処理できる方法を模索しているFISの利用企業は、Visa B2B Connectを利用することが可能になる。
Visa B2B Connectは、分散型元帳ベースの非カードプラットフォームとなる。独自の分散型元帳ベースのアーキテクチャにより、取引時間を数週間から1~2日まで短縮することができる。
FISは、今回の提携を通じて自社のソリューションをVisa B2B Connectと統合し、FISとVisaの互いの加盟銀行間で、企業クライアントのB2B決済を代行し直接送受信できるようにする。これにより、企業間(B2B)取引において仲介者が介在することにより発生するフリクションを解消できる。
加盟銀行がVisa B2B Connectプラットフォームでの取引を直ちに開始できるようにするために、FISはカスタム統合モジュールを開発することで既存システムに技術的アップデートを加える必要性を大幅に削減した。これにより、世界中の金融機関が速やかにプラットフォームにアクセスし、企業クライアントを代行して高額なクロスボーダー決済を管理することが実現するそうだ。