2011年7月26日20:00
日本電気(NEC)は、2011年7月26日、セキュリティ対策やシステムの最適化ノウハウ、および省エネPCを活用し、千葉県庁のITシステムを刷新したと発表した。
千葉県は、2010年3月に「ちばIT利活用戦略」を策定し、利用者の視点に立ったIT利活用の促進、情報セキュリティ対策の強化、および利便性が高く効率的な電子自治体の実現を目指している。今回のITシステム刷新は、同戦略に沿って実行したものであり、新システムは2011年2月に全面稼動している。
NECは、千葉県庁におけるITシステムのセキュリティ対策として、ID管理・認証基盤を強化するとともに、認証用サーバ数百台規模を同社サーバ数十台規模に最適化し、効率的なシステム運用を実現したという。千葉県庁では、各PCの操作ログをリアルタイムに一元管理することにより、情報漏えいを抑止。また、PCログイン認証を従来のカードリーダを使った接触型ICカードから非接触型ICカードに変更した。さらに、県庁職員が利用しているPC1万3,000台を省電力性に適した製品に刷新した。このPC一括更新は無線LANなどとあわせて実施。操作性の統一や管理コストの削減も実現したという。