2010年10月6日10:24
2011年10月4日から8日まで、国内最大級のIT・家電見本市「CEATEC(シーテック)ジャパン2010」が幕張メッセで開催されている。
「コンティニュア・ヘルス・アライアンス」のブースでは、ソニーがFeliCa/NFC対応の健康機器のデータを、FeliCa/NFC対応のスマートフォンで受信・活用するデモを行った。
会場には、ソニーのFeliCa Plug「RC-S801」「RC-S802」を搭載したエー・アンド・デイの血圧計・歩数計・体温計、エステラの活動量計・歩数計、山佐時計の万歩計、オムロンヘルスケアの体組成計・血圧計といった健康機器を展示。同社では、2011年10月4日、アプリケーション開発ソフトウェア「NFCヘルスケアライブラリー」のダウンロード提供を開始している。同ソフトウェアは、国内のおサイフケータイや海外のNFC搭載Androidスマートフォンに対応している。「マルチベンダー・マルチデバイスサポート」なっており、コンテンツプロバイダーがソフトウェアをダウンロードして、アプリケーションに実装すれば健康機器のバイタルサインのデータを受信でき、バイタルサインを利用したスマートフォン向けサービスを容易に開発できるという。
会場では、おサイフケータイ機能付きの携帯電話にテルモの女性用体温計「WOMAN℃W520DZ」をかざすだけで、毎日の測定データをエムティーアイが運営するが運営する女性向け健康情報携帯サイト「ルナルナ」へ送信、記録することができるデータ連携サービスも紹介した。
また、国内と海外で発売されているAndroid搭載スマートフォンで健康機器を読み取り、毎日の測定結果を確認するアプリケーションをNTTドコモ、NTTレゾナントが展示した。
参考出展としては、FeliCa/NFC対応の健康機器のデータをコンティニュアのデータフォーマットである「IEEE11073」に変換するミドルウェアを参考出展。「PaSoRi(パソリ)」をPCに接続するだけで、その機器をコンティニュアに対応させることができる役割を果たすという。現状、コンティニュアの規格はUSBとBluetoothだが、ソニーが参加するNFCフォーラムでは、NFCをこのコンティニュアの通信方式として追加してもらえるように働きかけているそうだ。