2010年10月7日11:45
10月6日から9日まで幕張メッセで開催されている国内最大級のIT・家電見本市「CEATEC(シーテック)ジャパン2010」。KDDIのブースではおサイフケータイ機能を搭載した「IS03」が注目を集めていたが、世界標準のおサイフケータイともいえるNFCのデモにも人だかりができていた。
同社ではNFCケータイを使用した実証実験を実施している。CEATECでは同実験でも利用されている東芝のケータイ電話を利用したデモを実施した。
アイ・ビーが協力して行ったのがロボットと連携して来店履歴を収集するデモだ。ケータイ電話のBluetooth機能でロボットを操作し、ケータイ名刺をかざして来客情報を記録する。例えば、会社の受付ロボットとして来客情報を取得するなどの利用方法があり、ISMS取得企業などでは記録の管理に有効であるという。
また、ケータイ電話で人形に取り付けたリーダライタを読み取れば、かざされた人形が起動し、楽器の演奏がスタートするデモも実施。ケータイの画面上で演奏の内容を閲覧することも可能だ。
さらに、T-Engineフォーラムが実施する東京ユビキタス計画で、銀座の110カ所に設置されているucodeタグにケータイ電話をかざすことで、かざした場所の観光案内や店舗情報などの取得が可能になるデモも実施した。
IC運転免許証を活用した本人確認サービスはNTTデータから「Biz PICO(ビズピコ)」としてリリースされた。これはケータイ電話を運転免許証にかざしてデータを保存し、店舗などでケータイの免許証データを送信することで本人確認を行う仕組みだ。