2013年1月10日19:52
カカクコムはこのほど、同社が運営する購買支援サイト「価格.com」において、実店舗の販売情報を提供開始した。ネット通販の販売情報に加え、近隣店舗における店頭価格、在庫状況も入手できるようにすることで、ユーザーの購買検討における利便性向上を図る。
昨今、時間や場所を問わずインターネットにアクセスできるスマートフォンの普及により、事前に情報を調べてから実店舗へ来店する消費者が増え、オンラインの情報がオフラインの購買行動に影響を与える「O2O(Online to Offline)」が加速している。
価格.comにおいても、ユーザーがクチコミ掲示板で実店舗の販売情報を活発に交換し合ったり、ネットで情報収集後に店頭購入するユーザーも多いことから、O2Oへの対応強化の一環として、実店舗の販売情報を掲載開始した。
これによりユーザーは、店頭で実物を確認したり、店員のアドバイスも聞いてから購入したいときや、とにかくすぐに商品を手に入れたいときなど、さまざまなシーンで活用できるという。
具体的には、価格.comの製品情報ページに新設した「店頭購入」画面で、その製品を購入できる近隣店舗とそれぞれの在庫情報を、販売価格の安い順に一覧表示する。また、PC版ではIPアドレスから、スマートフォン版ではGPS機能によって、現在地付近の店舗を地図表示する。また、エリアや沿線・駅名を指定した店舗検索や、在庫の有無などの条件からも店舗を絞り込むことが可能だ。
さらに、店舗ページでは、住所や電話番号、営業時間、駐車場情報などの店舗の基本情報のほか、会員特典や保証など各店舗が提供している各種サービス情報も確認できるという。
当初は、PC、家電、カメラ、ゲーム、カー用品、コンタクトレンズカテゴリにおいて、量販店や専門店などを中心に約400店舗の情報を掲載し、順次、ジャンルやエリア、店舗数を拡大していく。
価格.comは2012年11月末現在、月間利用者数3,921万人、月間ページビュー9億9,714万PV、累計クチコミ件数約1,500万件となっている。