2015年2月27日22:10
アクアビットスパイラルズは、このほど「アプリとつながるIoTカード・スマートプレート」を発表し、アマゾンで販売を開始した。
スマートプレートは、NFCに対応したスマートフォンをかざすかQRコードを読み取るだけで、WebサイトやFacebookページ、Twitterタイムライン、LINEアカウント、動画、地図、連絡先、電話番号といったインターネット上のさまざまなコンテンツを表示する、ICチップ内蔵型のプラスチックカードとなる。表示するコンテンツの変更や利用状況の確認は専用のアプリから行うことができ、所有者以外は管理できないため店頭などでも使用できる(特許出願中)。コンテンツを表示する端末側には特別なアプリのインストールは必要なく、QRコードも備えているので利用端末を選びないのが特徴だ。(Android、iPhone、フィーチャーフォンにも対応)。
今回アクアビットスパイラルズが発売したスマートプレートでは、すべてのカードにユニークなID(Plate.ID)を割り当て、このPlate.IDをクラウドサーバで管理して対応するコンテンツと紐づけることで、NFCタグの書き換えやQRコードの再発行をすることなく何度でも設定変更できるようにした。カードは登録(アクティベート)した所有者だけが管理でき、登録解除(ディアクティベート)すれば他のユーザーに譲渡することもできる。
スマートプレートの設定管理はスマートフォンアプリ「Smart Plate App」(Android版はGoogle Playで公開中、iPhone版は近日リリース予定)から実施。利用者は、ブックマークを呼び出してカードを選択するだけで、配信コンテンツを変更できる。またすべてのカードの利用状況をアプリ内で可視化し、アクセス数ごとにランキング表示することもできる。
単一のコンテンツを配信するだけでなく、1画面内に複数のコンテンツを配置したり、ランダムに表示したり、抽選したり、他のサイトにパラメータを送信したりといった、多彩な動作モードも備えているそうだ。