2010年12月16日12:11
「EC決済、EC活用の最新トレンド」~エイチ・アイ・エス
世界のホテル予約が可能な中国語サイト「去度假」をオープン
Alipay決済を導入し中国人のニーズに応える
エイチ・アイ・エス(H.I.S.)は11月16日、世界のホテル予約が可能な中国語(簡体字)サイト「去度假(チューデュージャ)」をオープンした。クレジットカードだけではなく中国国内最大のオンライン決済サービス「Alipay(支付宝)」での支払いにも対応している。
グレード順でホテルの検索が可能
中国人利用者の増加を見込む
エイチ・アイ・エス(H.I.S.)がオープンした中国語ホテル予約サイト「去度假」は、世界85都市109拠点の海外ネットワークで独自に仕入れた、H.I.S.オリジナル特典付ホテルの展開を行っている。また、現在 「H.I.S. VACATION」日本語版で行っている、「地図上からのホテル絞込み」、「観光名所・主要施設周辺のホテル検索」などの地図検索機能をはじめ、「おすすめホテル順」、「ホテルグレード順」、「ユーザー評価順」の並べ替え機能などの検索機能も利用できる。PCだけでなくインターネット使用の出来るモバイルでも検索が可能だ。
同サイトではクレジットカードに加え、中国でもっとも利用されているオンライン決済サービス「Alipay(支付宝)」が利用可能だ。これにより、中国人マーケットにおいて、世界のホテル予約がより気軽にできるようになった。
「これまでも航空券やホテルなど、中国語に直して検索できる機能はありましたが、Alipayもご利用いただけることになったため、新たに去度假を立ち上げ、中国人の方の利用者を増やしていきたいと考えました」(エイチ・アイ・エス 経営企画室)
オンライン決済において
中国人の半数が利用するAlipay
Alipayは中国企業間電子商取引のオンラインマーケット「阿里巴巴集団(アリババ・グループ)」に属し、中国最大手のショッピングモール「淘宝網(タオバオワン)」の決済方法として多くの中国人が利用している。
「実際に中国の方がオンラインで決済を行う際に半数以上の方がAlipayを利用しています。中国籍の方々に世界のホテル予約をより気軽にご利用いただきたいと考えています。」(エイチ・アイ・エス 経営企画室)
なお、去度假への同決済サービス導入は、「支付宝」の日本におけるビジネスパートナーである日本コアパートナーのコーディネーションにより実現している。
Webサイトはまだオープンしたばかりであり、利用者のデータなどを活かした活性化施策はこれからの状態だが、H.I.S.では傾向を見極め次第、次の展開を検討する方針だ。