2021年5月19日8:00
キャッシュレス化の流れに伴い、今年も加盟店のEMV対応が進んでいる。EMV対応のためのブランド認定試験は欠かせないが、ほぼ加盟店への設置が可能な状態で実施しなければならないにもかかわらず、開発半ばのような状態でテストを行いその結果テスト結果の信頼性に疑問を呈することがある。予めいくつかのポイントを押さえておくことでテスト期間を短縮してブランド認定試験を完了することができ、またスムーズな本番運用が行えると思われる。前編の「端末画面のユーザーインターフェース」に引き続き、今回も弊社が対応した直近の事例を元に、端末のレシート印字について解説する。
Fime Japan
記事のポイント!
①レシート印字で見過ごされがちな点は?
・本人確認手段(CVM)の印字
・エラーメッセージの印字
②7月からVisaのブランド認定試験がEMV L3形式で行うことが必須に
日本国内での取引ではレシートはお客様向け、加盟店向け、カード会社向けの3種類が印字される場合が多い。接触・非接触EMV取引で各ブランドが求めている印字内容はよく知られているところではあるが、印字領域が制限されている一部の端末はやむを得ないにしても、以下の点は見過ごされがちである。
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