2021年6月3日10:19
ルミーズは、自動精算機・自動販売機向けにクレジットカード・電子マネー・コード決済などすべてのキャッシュレス決済機能を持つ組込型マルチ決済端末「salo-01」を提供していたが、このほどエルコムが取り扱う自動券売機・精算機におけるキャッシュレス決済端末として採用されたと発表した。導入先となる公共施設では、これまで現金支払いのみ可能な自動券売機を設置していたが、ルミーズの「salo-01」を組み込んだ券売機システムを導入することで、クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済に対応することが可能になり、利用者にとっては、決済手段の選択肢が増え、支払いがスピーディに完結することで、利便性の向上につながるとしている。一方、導入施設にとっては、新型コロナウイルス感染症対策としてニーズの高い非接触決済に対応することで、安心・安全な入場システムの構築を実現したそうだ。
エルコムの券売機システムは、自動券売機、精算機、ゲート機、表示機等のさまざまなハードウェアを用いた構成で、当日券やパスポートの販売、入退場管理、売上管理など、現場に沿ったトータルシステムを構築している。導入先は多岐にわたり、病院、アミューズメント施設、各都道府県の公共施設や教育機関などとなる。
「salo-01」との連携では初となる今回の券売機システムは、22インチの大型タッチパネルを採用した自動券売機「MP-T3」(エルコム社製)に「salo-01」を搭載。精算機にはレシートプリンターと一体型の決済BOX「CP-B257 Multi-Payment Box」(シチズン・システムズ製)を組み込んだ構成だ。「salo-01」の搭載にあたっては、導入のしやすさと、導入までのサポート体制を高く評価してもらい、スムーズな連携が実現したという。
なお、「salo-01」は、自動精算機や自動販売機に組込むことができる決済端末となる。“クレジットカード・セキュリティガイドライン”における「外回り方式」によってカード情報の非保持化が実現できるほか、完全な無人環境でも安全に運用できるさまざまな機能を搭載したキャッシュレス決済端末として評価されているという。特に「タッチ決済(非接触IC決済)」に対応しており、タッチ決済対応マークの記載されたクレジットカードであれば、カードを挿入する必要がなく、タッチするだけで支払いが完了する。さらに、防塵防水性能IP65を備えているため、屋内のほか屋外でも利用可能だ。